シミ治療にはシミの種類を見極めることが大切です

シミには紫外線などが原因でメラニンが排出されずに表皮の浅い部分に残ってしまうようなシミは、光治療や塗り薬などで比較的簡単にシミ治療することは可能です。老人性色素班の上に肝斑が重なったシミや、皮膚の真皮部分にメラニンが落ち込んでシミになった場合などは治療が難しくなります。医療機関などでシミ治療を受ける際は、シミの種類を確認して適切な治療方法が必要になります。治療法を間違ってしまうとシミが濃くなるなどトラブルも起こり得ます。

シミ治療でシミがなくなっても、シミの原因や予防法なども併せて確認することは大切です。シミにはいくつか種類があります。肝斑は、主に30~40代にできる左右対称の薄茶色のシミです。老人性色素班は、頬やこめかみによくきる境界線のはっきりとした大小薄茶色のシミで、老人だけではなく20代でできることもあります。

雀卵班は、ソバカスのことで5~6歳ころから米粒大から小豆大の小さな茶色のシミで顔に多発します。これらのシミについては、美容皮膚科などでレーザーや光治療などで解消することが可能ですが、皮膚科で処方される外用薬や内服薬で効果が得られることもあります。皮膚科での治療方法は美白作用のある外用薬の塗布と、体の内側から美白にする内服薬の服用です。皮膚科でのシミ取りは、肝斑の内服薬などは健康保険が適用されますが、レーザーなどを使用した治療の場合は保健は適応外になることが殆どです。

シミにはいくつか原因や種類があるため、信頼できる皮膚科専門医を受診してシミの種類を特定し、正しいシミ治療をすることが大切です。