鏡で自分の顔を見ると突然シミが気になることがあります。気になりだすと前より大きくなったり、濃くなってる気がします。シミの種類によってシミ治療は違います。紫外線が原因でできる老人性色素斑はQスイッチルビーレーザー、YAGレーザーで特定の色素のみに反応します。
薄い褐色で頬骨にそってできる肝斑はトラネキサム酸。ニキビややけどなど炎症がおさまったあとにできる炎症性色素沈着はフォトフェイシャル、Qスイッチルビーレーザー、YAGレーザなどです。美容外科で行うシミ治療は一部を除いて保険が適用されないため治療費は高額となります。レーザー等による治療では完全には消えないこともあるため、ケミカルピーリングやL-システインなどの内服薬との併用が必要なこともあります。
何年もかかってできたシミですから消えるのもすぐには消えないでしょう。最新のシミ治療では、トレチノインとハイドロキノンという2つの薬剤を塗っていく方法があります。薬剤を塗るだけでは、根本的な解決にはなりませんので、一緒にスキンケア用品もセットになっています。肌が生まれ変わるサイクルは28日間といわれていますので、効果が実感できるまでには3ヶ月ほどかかります。
医学は日々進歩し、新しい治療法がでてきます。費用もそれなりにかかりますので、病院のホームページなどで料金をチェックしたり、カウンセリングをうけるのも一つの方法です。シミ治療にも個人差があります。医師と相談しながら進めていくことも必要になります。